こんにちは。札幌市手稲区前田のパーソナルトレーニングジム「アンカーフィット」の小林です。

今回は、できないと言われることの多い部分痩せについてお伝えしていきます。

なお、「太る」「痩せる」という言葉の解釈によっては意見が分かれることもありますので誤解を招かぬよう是非最後まで読んでいただけましたら幸いです。

「太る」とは・・・

早速ですが、まずは「太る」という現象について整理していきます。

太るという言葉を調べてみると、「身体に脂肪が厚くついた状態」「太くなる」といった解説文が表示されます。

この点については恐らく皆さんの解釈と大きな相違はないかと思いますが、あくまでも「身体に余分な脂肪が厚くついた状態」そして「太くなる」という現象を太るという意味で今後の解説を進めていきます。

「痩せる」とは・・・

次に「痩せる」という現象について整理していきます。

同じく痩せるという言葉を調べてみると「身体の脂肪が落ち、細くなった状態」といった解説文が表示されます。

恐らくこちらに関しても皆さんの解釈と大きな相違はないかと思いますが、「身体の脂肪が落ち、細くなった状態」は必ずしも健康的ではないことも考えられる為、少し付け加えて「身体の余分な脂肪が落ち、スリムになった状態」という意味で今後の解説を進めさせていただきます。

太さの原因について・・・

ところで皆さんはご自身の後ろ姿をしっかりと見たことはあるでしょうか??

激しい肩凝りや首凝りに悩まされている方の場合、もしかしたら肩が筋肉で盛り上がってしまい、思わぬ「筋肉太り」を引き起こしているかもしれません。

また、肩に限らず筋肉太りを起こしやすい部位としては太ももふくらはぎなどがあります。

こうした筋肉太りは一見すると脂肪がついているように見えることもあり、触診してみなければ判断が難しい場合もあります。

なお、こちらのお客様は無意識のうちに肩周りの筋肉に力が入り、まさに筋肉太りを引き起こしておりました。

撮影日:2022.1.27(初回)

画像からも肩の筋肉が膨れ、撫で肩ぎみになっているのが見て取れるかと思います。

こうした「筋肉太り」については、通常の筋力トレーニングのみでサイズダウンするのは非常に難しく、場合によっては筋肉太りを悪化せてしまう可能性もあります。

また、有酸素運動や食事制限による脂肪の減少は、筋肉太り解消の根本的な解決策とは言えないので注意が必要です。

つまり、ここで最もお伝えしたいことは、脂肪だけが「太さ」の原因ではなく筋肉太り(筋肉の過剰な膨らみ)が原因の場合もあり、脂肪の減少だけが「痩せる」方法でもないということになります。

よって、ダイエットやボディメイクを行う際は、「太さ」の原因が脂肪なのか、それとも筋肉の厚みが原因なのかをしっかりと見極めることが大切と言えるでしょう。

痩せる方法・・・

次に痩せる方法について解説していきますが、「身体の余分な脂肪」を落とすには、有酸素運動や食事制限によるカロリーの調整が最も効率がよく、オーソドックスな方法と言えます。

しかし、原因が筋肉太りであった場合には、食事制限や有酸素運動よりも筋肉の過剰な力みを作っている身体の歪みを改善させることが解決方法と言えます。

先程のお客様はパーソナルトレーニングを開始してからの約2週間、上半身の歪み改善を中心に行ったことで肩周りの膨らみは解消されつつあります。

撮影日:2022.2.8(13日目)

【比較画像】

なお左が初回の状況ですが、右のように歪みを軽減させてから筋肉をつけていく方が、よりカッコイイ身体作りが行いやすいことがイメージできるのではないかと思います。

このように歪み改善も同時に行うことで、より綺麗なボディラインへ変化させていくことができる他、パーソナルトレーニング終了後に筋肉が落ちてボディラインが崩れるといったリバウンド防止効果も高まります。

そして何より、太さの原因が筋肉太りであった場合には「部分痩せ」も不可能ではないということが言えます。

まとめ

まとめになりますが、人それぞれ「太る」原因はさまざまで、体脂肪だけが太さの原因ではないことが考えられます。

特に筋肉太りを解消させるためには体脂肪を減らすことが根本的な解決策とはならないため、極端な食事制限や過度な筋力トレーニングに走らないよう注意しましょう。

ダイエットでは「部分痩せはできない為、食事制限で全身の体脂肪を減らす必要がある」と言われることが多いのですが、これはあくまでも部分的に体脂肪を落とすのが難しいと言う意味になります。

実際には筋肉によるもの、更には浮腫みによって生まれる太さなどもありますので、原因の特定と適切な対処が重要であることは言うまでもありません。

今回の内容が、体型に悩まれている方の気持ちを少しでも楽に、そして身体の変え方は食事やトレーニングだけではないことに気づくきっかけになっていただけましたら幸いです。

最後まで目を通していただきありがとうございました。

それでは今回はこの辺で。