皆様こんにちは。札幌市手稲区のパーソナルジム『アンカーフィット』の小林大祐です。

ダイエットをされている方の中には、『夏までに◯kg痩せるぞ!』と意気込んでいた方も多いと思いますが、中にはモチベーションを維持できずに途中で諦めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そしてそのような方には、目標期日(ゴール)までの日数を計算するという方法をオススメしたいのですが、今回はその理由について解説して参ります。

結論

さっそくですが今回の結論は、

『目標期日(ゴール)までの日数を計算しておくことで、一日を無駄にできない気持ちにさせてくれる。また、非現実的な目標を設定していないかどうかの判断がしやすくなる』

ということになります。

どういうことなのか解説して参ります。

『◯◯までに』という目標期日(ゴール)の良くない点

ダイエットをされている方の中には、夏までに、◯月までに、今年中に、というように目標期日(ゴール)を設定している方も多いかと思いますが、このようなゴール設定にはちょっとした問題点が隠れております。

それは『ゴールが漠然とし過ぎて、ダイエットのやる気スイッチが入りにくい』という現象に繋がりやすいことです。

これは夏休みの宿題をイメージするとわかりやすいかもしれませんが、夏休みが”終わるまでに”宿題を終わらせようと考えていると、どうもやる気スイッチが入りにくく、結局ギリギリになって焦り始めてしまうあの現象です。

そしてこれはダイエットでも同じようなことが起こります。

例えば今日(7/11)からダイエットを始めて9月までに5kg痩せるぞ!と目標を立てたとしましょう。

この時、1ヶ月半以上あるし大丈夫かな♪最悪8月から本気出せば何とかなる!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし現実は夏休みと同じように、家族との旅行や友人とのバーベキュー、さらにはお盆で親戚と集まってご飯を食べに行ったりなど、ダイエットにブレーキをかけるイベント事が続いていきます。

そして気づけば8月も中盤に。

そこでいよいよやる気スイッチを入れるも時すでに遅し。

『マズい…思ってた以上に体重が落ちない・・』

といった流れです。

目標期日(ゴール)までの日数を計算するメリット①

そこでオススメしたいのが『目標期日(ゴール)までの日数を計算しておく』というものです。

なぜこの方法をオススメするのかと言うと『一日を無駄にできない』という気持ちにさせてくれるからです。

先ほどの例で考えてみても、今日(7/11)から9月までを1ヶ月半以上あると捉えるのか、残り52日と捉えるのかでは少し印象が変わるかと思います。

もっと言うと、この先にあるイベントなどを差し引いてダイエットに集中できる日を把握しておくことが大切です。

例えば、友人や家族と外食をする日(する可能性が高い)、旅行に出かける日、仕事の飲み会がある日、女性の場合はホルモンバランスが崩れやすい日なども、だいたいで良いので数えておきます。

そして、もしもそういった日数が7日程度あったとしたら、ダイエットに集中できる日は実質45日となり、今回の例でいうと9日に1kgのペースで減らしていく必要があるとわかってきます。

そう考えればより一層『一日を無駄にできない』という気持ちにさせられるのではないでしょうか。

目標期日(ゴール)までの日数を計算するメリット②

前述した以外にも、目標期日(ゴール)までの日数を計算するメリットがあります。

それは『非現実的な目標を設定していないかどうかを判断しやすくなる』ということです。

先ほどの例で考えてみましょう。

脂肪1kgが約7,200kcalなので、9日に1kgペースで減らすということは、1日あたりのカロリー収支の差は800kcalにする必要があることがわかります。

→7,200kcal÷9日=800kcal / 1日

つまり基礎代謝と1日の活動代謝で合計2,500kcal代謝している方であれば、食事量を1,700kcalに抑えるようなイメージです。

この目標をあなた自身に置き換えて、現実的かどうかを判断するためには、食事アプリなどを活用して1日の食事量と体重を記録する必要があります。(理想は3〜5日程度)

その結果、平均的な1日の食事量が2,000kcalで体重に大きな変動がないとしたら、あなたの体は1日に2,000kcal代謝していることがわかります。

そして一般的な焼き魚定食が約800kcalくらいであることを考えれば、普段の食事量から800kcal削ることが現実的かどうかを判断しやすくなるのではないでしょうか。

もちろん、有酸素運動や筋トレを取り入れることによって代謝されるカロリーを増やし、食事量をあまり削らないようにすることが大切です。

また、現在の体重や生活スタイル、運動機能レベルによっても現実的かどうかの判断は左右されますので、それらのことも総合的に考えた上で非現実的な目標の設定になっていないかどうかを判断していただければと思います。

最後に

解説したように『目標期日(ゴール)までの日数を計算する』ことは、一日を無駄にせず計画的にダイエットを進めようという気持ちにさせてくれたり、そもそも非現実的な目標設定になっていないかどうかの判断がしやすくなるメリットがあります。

しかしその反面、デメリットもあります。

それは、場合によっては日数を突きつけられることがストレスに感じてしまう可能性があるということです。

例えば、パーソナルトレーナーから毎日のように目標までの日数を伝えられると想像したらいかがでしょうか・・・

“その方が助かる”という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、私がお客様の立場だったらと考えると…正直あまり良い気持ちにはなれません。

そのため私個人の考えとしては、目標設定の段階や、少しモチベーションが下がってきたなと感じた時に活用するくらいが丁度良いのかなとも考えております。

いずれにせよ、夏休みの宿題のようにゴール直前で焦ってしまい、無理矢理に体重を落とした(無理矢理に宿題を終わらせた)という状況にならないことが大切です。

ぜひ皆さんには、計画的かつ健康的にダイエットを進めていただけますと幸いです。

最後まで目を通していただきありがとうございました。